リズム感を鍛えるというと、何か、トレーニングをするかのように聞こえますよね。
イメージとしては、ストイックに自分を追い込みながら、メトロノームとのコンマ何秒のズレを修正することでしょうか?
もしくは、手拍子に合わせてひたすら、ステップを習得するための動作を繰り返すことでしょうか?
おそらく、ここで言われている
リズム感を鍛えるとは、頭で考えた理想に向かって、体の動きを微調整していくことなのでしょう。
それらはきっと、スポーツのように、若くて体が良く動く頃にピークを迎えるものです。
歳を重ねる毎に、体の動きや感覚が鈍り、それと共に現役を退いていくものでしょう。
しかし、本当の
リズム感を鍛えるのは、そうではありません。
まず、リズム感の習得とは、不可逆的なものであり、実力が落ちたり、スランプになるということなどあり得ません。
楽器を演奏するにあたっては、どうしてもエネルギーが要求される部分もありますが、一度掴んだ感覚はもう鈍らないのです。
ですから、私のいう
リズム感を鍛える方法とは、
イメージトレーニングのことです。
そして、
そのイメージは身体の感覚に連動しています。
体で分かる人というのは、センスがある人や、多くの経験を積んだ人のことをいいます。
一度到達した場所からは、落ちようがありません。
というのは、一度高みを知ってしまったら、そこから落ちることを体が許さないのです。
上達というのは、ある日突然、光が見えることから始まります。
自問自答しながら練習を重ねていくと、
「もしかしたら、こうすればうまくいくかもしれない」
と、直観でひらめくことがあります。
できてしまう(1つステップが上がる)のは一瞬の出来事です。
つまり、リズム感というのは、日々のトレーニングで少しずつ上達するものではないです。
少しずつ比例のグラフのように上達するものであれば、それは少しずつ失われるものでしょう。
しかし、リズム感は違います。
後戻りのできない階段を登って行くのです。
分かる のか 分からない のか。
できる のか できない のか。
その一段一段の段差を登って行くことこそ、リズム感を良くするコツの正体なのです。
何となくできている感覚は、すぐに失います。
確信して体で習得した感覚は、本番の演奏中にでも必ずできるものです。
上を見れば、果てしない音楽の世界ですが、
現在活躍する有名なミュージシャンを見渡す限り、見えている階段の数はそう多くはありません。
一つひとつの階段を、出来るだけわかりやすく、明らかにしていきたいと思います。
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